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オレ流AIとの付き合い方其の参 〜仲間としてのClaude Code〜

「仲間」か「道具」か。 このどちらをAIに演じてもらうかをまず決めてから利用し始めることが重要である、そしてそのどちらを選択するかで事前準備が大きく変わる、この2点について、前回記事「 オレ流AIとの付き合い方其の弍 」でグダグダと書いた。 そして、その記事の中で「仲間」についてはそれにフォーカスした別記事を書きますね、と宣言してしまったし、まあどうやってAIを仲間にするかについてこれまで文字にしたことがなかったので、改めて脳内にあるものを外にひっぱり出して、少し整理するようなイメージで書いてみようと思う。 ーーー 新入社員と同じです。 この10月から新しいメンバーAさんがアナタのチームに加わる。IVYリーグでMBAを取得していて、経営に関する知識も豊富。IDEO Uのデザイン思考コースも受講し、その資格も取得するなど興味も幅広い。本人の希望も踏まえ、コーポレートデザイン部門の戦略企画チームに参画してもらうこととした。 さて、このAさんに出社初日いきなり仕事をさせますか?んなわけないでしょ。 まずやるべきことは、Aさんに「仕事をはじめる状態」になってもらわなければならない。 ・理念やビジョン ・ブランド ・企業文化 ・実行体制としての組織とその体制となっている意味や意義 ・過去会社業績と今後の事業計画 ・所属する部門の過去業績と短期・中長期戦略及び計画 ・所属する部門の組織体制と業務分掌 ・所属するチームの過去業績と短期・中長期戦略及び計画 ・所属するチームの組織体制と業務分掌 ・全社共通・部門共通・チーム特化型それぞれのルール ・全社共通・部門共通・チーム特化型それぞれの業務ツール ・Aさんに期待する役割 ・Aさんの活動計画 ・ ・ ・ などなど、Aさんに理解しておいてもらわなければならないことをリストすると枚挙に遑がない。まずはこれらへの理解を深めてもらい、その上でAさんに何を期待しているか、を伝えておかない限り、期待通りのアウトプットが出せるわけがない。 さて、AIに「仲間」として機能して欲しいのなら同じこと。 入社したての真っ新なそのAIに、いきなり仕事の指示としてのプロンプトを投げ込むことは、新入社員に「おっ、きたね。初日だね。じゃ明日経営会議でのプレゼンあるからさ、その準備よろしくね。」と闇夜の草陰から突然スイカを投げつけるような暴...

オレ流AIとの付き合い方其の弍

ずいぶん前に書いた記事「 オレ流AIとの付き合い方 」では、 ・伝統的AIは、自分の定型化された仕事を自分に代わって処理してくれる ・生成AIは自分の能力を増強・拡張(Augment)してくれる と書いた。 その後AIは想像を絶するスピードで進化を続け、エージェントとして立ち振る舞うことができるようになっている。その様相はまるでPCの中に居住するヒトのようだ。 この劇的な変化を踏まえ、過去記事の続編という体裁で、アップデートされたオレ流AIとの付き合い方を、いつものようにグダグダとボクの勝手気ままな思考に基づき自分のために整理してみた。その結果、AIと付き合うにおいては9つのことを深く心に刻んでおくことが重要そうだってことが見えてきた。 ーーー そもそも前置編:どうやって仕事は生まれてくるのか そもそもビジネス界隈において「AIを使ってみよう」というモチベーションの源泉は、「もっと効率的に効果的に仕事できたらいいのになあ」という想い、これが主なものだろう。 とはいえ、仕事の種類や進め方は多種多様、そのすべてに「とにかくAI使ってみてよ」というような姿勢をとることは軽挙妄動。それでうまくいくわけがないでしょ。効率化を図る方法として、「いつでもどんなときでもAIが正解である!」となるわけがない。如何にAIが虚心坦懐であるからといって万事AIに頼ってしまっては、「どんな料理も醤油かけりゃ美味くなる」という荒唐無稽な論理と同じになってしまう。これらの点は、前記事を書いた頃となんら変わっていない。 さて、ひとつの仕事(タスクといった粒度じゃなく、プロジェクトのようなひとつのカタマリ、としての仕事のイメージね)を完了させるまでの一連の流れをストーリーとするならば、 ・自分・同僚・部下・上司・取引先・お客さまなど、その仕事を完遂することを共通の目的に持つ「仲間」に加えて、 ・「仲間」それぞれが受け持った作業(こっちがタスクのイメージね)の処理を効率化するための「道具」(これは仕事の種類によって異なるが、便宜上PCやスマホ、業務ソフトからAIに至るまで、としておこう) これら2つが登場人物(モノ)なのだろう。 それはそうだが、登場人物としての「仲間」や「道具」が、シナリオ(誰が・いつ・何を実行するかの脚本)なく、登場して良いわけがない。それでは、それぞれがど...